つれづれ

今の私は、約三年前の、DVシェルターを出てきたころとは大違いだ。

苦痛と悲嘆と離別でずたぼろになって死んでいたころと比べたら、ずいぶんと心の安寧を得られている。

フラッシュバックがおこることもなく、死を妄想をすることもなく、起きて、食べて、生活をまわし、ネットで誰かと話す。そんな暮らしをしている。

 

相変わらず引きこもり気味な生活ではあるが、ハローワークへ通ったり、A型作業所の面接に行ったり、色々と迷走しつつも、これからはB型作業所からスタートしようと頑張っているところだ。

以前通っていたようなところと違って、パソコンでの文字起こしが主な作業内容となる。その他はMOSの資格取得にむけた訓練など。

最初は無理せず、午前中のみを選択しようと思っている。

今は体力作りのため、15分ほどの有酸素運動をしているところだ。毎日ぜーはーいいながら自宅で運動して、プロテインを飲み、軽い食事管理をする生活に切り替えはじめている。

 

 

ふと寂しくなるのは主治医との関係だろうか。

今までの主治医二人とはまったく違う。今の私は、問題を抱えた家庭で暮らしていた私ではない。自分自身の問題でしかないからか、精神科医を頼りにするのは抗不安の薬関係くらいだ。

主治医とは心のつながりを感じられず、いつも一分診察で終わる。それほど必要としていないのかもしれない。あるいは、もともと人を信じられる性格をしていないからかもしれない。

 

そう。私はもともと極度に自分に自信がなく、引っ込み思案で、内気で、内省的で、自罰的で、他罰的で、自分も他人も信じられない性格なのだ。

それでもネットでは良い出会いがあり、私に厚意を寄せてくれる人がいるので生きていけるのだろう。

 

 

北の地での生活はこれからが本番だ。

雪の降る地方に住む友人から必要なものを教えてもらい、こつこつそろえ、なんとか冬の生活にそなえている。

雪国で暮らしていけるのだろうかと不安になるが、今は目の前の目標にむかって生きていこうと思う