2020-01-01から1年間の記事一覧

一年

長い一年。今年は私にとって、大きな意味を持つ一年になった。公的機関に助けを求めて家族から逃げだし、身を潜めたところでスタートした一年。怖い思い出もたくさんある。けれど、知らない人と生活をともにした経験はかけがえのないもので、成長のしるしだ…

当事者会

虐待を受けた人たちが集まるオンライン当事者会、二回目の参加になった。 抗不安薬を飲み、緊張しながら時間を過ごしていたが、始まったらあっという間の一時間半になった。 いつもどおり、私は誰かにむけて書くのではなく、未来の自分にむけて書く。日記の…

一歩踏みだしたら底が抜けていた

昨日はおおむねそのような感じだった。私にとって緊張を強いられるのはクリスマスの翌日からだったことを、紙の日記につらつら書いていたら思い出した。調子が良いなと感じていたはずなのに。たんに糸が張り詰めていて、たわんだり揺れ動いたりしないから、…

楽しい日だった気がする

周囲の幸せそうな風景をすべてシャットダウンし、朝から鶏肉を焼いて食べ、食後にカフェオレとケーキを食べた。ツイキャスを聴きつつ、日向ぼっこをしながらまったりとコーヒータイム。洗濯物をネットにいれて洗濯機をセットし、その間にコーヒーメーカーを…

自分のペース。友人とは。

一日が長い。とても。とても長い。日が暮れるとほっとする。一人で暮らしだしてから、やっと「私」という存在を自覚することができた。今年、家族から逃げ出してから、よりいっそう「私」というものの輪郭がしっかしてきたように思う。何に悩んでいるのか。…

二年目

いよいよ人としてヤバい行動をおこした家族から逃げ出して、ようやっと二年目がスタートした。あの日と同じように、というか。私の性質、というか。思い立ったが吉日、とばかりに不快だった髪の毛をばっさり切ってきた。知らない店。初めての千円カットだ。…

無題

恐れていた日がやってきた。けれどネットの友人から手紙が届いた。友人、と呼んで良いのかいつも悩む。良いことがあった。私を施設へ誘導して助けてくれた人は、どうやら昨日、引越し祝いをしていたようだ。何もないフローリングの床、ピザを置いた写真が載…

グループワーク

アルコール依存症、薬物依存症の人が集まるグループワークに参加してきた。同じ建物内にあるレンタル会議室で行われたそれは、予想していたより家族団欒を押し出してきて居心地が悪かった。途中から意識が遠のき、両親や兄弟のことを思い出しては体が重たく…

ヘルパーを支援する方法

訪看さんと話し合っていた。ちなみに私は被支援者である。支援される側だ。だがヘルパーとの対人関係でもあるので悩んでいる。メンクリ翌日なので、いつもどおり、床に散らばっている薬を(疲れ果てているため、いつも床に放置している)一週間分ずつ分けて…

薬物依存症と自助グループ、そして家族会。

私はアルコール依存症の人が憎い。そんな憎しみがあるなか、主治医からアルコール依存症と薬物依存症の人が集まる自助グループへと誘われた。そこまでは良かった。まだ。自分が薬物依存症であるのはとっくに知っている。そのために訪問看護師に薬を預けてい…

友人とは

私にとって友人とは、ゲームをしているとき、些細なことでビクッとする私をからかう存在だ。Twitterアカウントを新しく作り、私以外をフォローして、私以外の人とやりとりする存在だ。東京駅で電車から降りたとき、迷子になりやすい私が電車から降りてひとり…

オランザピンと母と節目と

母が飲んでいた薬だ。なぜ知っているのかというと、服薬状況をみるため、たびたび母の薬入れを見ていたからだ。百均あたりで買ったチープなプラケースの薬入れの中、毒々しい黄色の錠剤がいくつも転がっていたのを記憶している。病院で一包化していたから、…

副作用と記録

オランザピンの副作用が強すぎて寝たきりだった。深夜、トイレに起きたら転倒しそうになった。20時前に飲んだけど、13時半になっても脱力感と倦怠感が抜けないまま。薬による倦怠感、症状としてあらわれる倦怠感の差がよくわかる。起きる気力すら湧かないの…

誰とも共有できない感情

メールを確認していたら、父親のFacebookの更新がきていた。兄の誕生日。兄が好きなケーキ。祝いの言葉。その切れ端を見た瞬間、感情が暴走した。いったんはツイキャスで愚痴を吐こうとしたけれど、予想していたより涙が出てしまい、これは事情を知ってる人…

家族が怖い

もうすぐ一年。ストレスとして見過ごせないのかもしれない。家族の考えを想像すると、一年くらいのプチ家出、なんて考えていそうだ。帰ってこいと押しかけてくるか、あるいは年賀状を出してきそうでもある。帰ってこい、とか添え書きをして送ってきそうだ。…

訪問看護のすすめ

一人暮らしで、おまけに家族から隠れて逃げ回る私から誰かにすすめられるのは、たぶん訪問看護と訪問介護くらいだ。そのなかで、訪問看護の話をしようと思う。訪問看護を頼むには、まず精神科の医者に頼むところからスタートする。金額は自立支援の範囲内。…

さみしいさみしいと唸るバケモノ

寂しい、と叫びながら居場所を作ろうとしている。希死念慮というか自殺念慮というか、ここ数日、またしても症状が悪化していた。今度は人を傷つけるほどに暴れ狂っていた。これだからボーダーは、と言われても仕方がないくらいに。自己嫌悪まっしぐらだ。包…

うらやましい。ねたましい。さみしい。

こんなギリギリ崖っぷちな状況になるまで、私はなぜ己のことを放っておいたのだろう。希死念慮が通り過ぎ、少しだけまともな思考が戻ってきたけれど、なぜこんなに死にたい死にたいと暴走していたのだろう。羨ましい。妬ましい。寂しい。寂しい。寂しい。そ…

気がつくと死にかけている

死にかけている。包丁で刺しそうになっている。肉体の破壊を試みている。やめてくれ。私は生きて明日を迎えたいのだ。やめてくれ。入院もできないし、病院の場所も知らないのだ。刺さないため、処方薬の過量服薬をして無理矢理眠りに落ちている。昨日、今日…

ジェンダーアイデンティティ

役割としての性別はほとんど身についている。けれど、自分の性別を意識したことや、はっきりした性自認はほとんどない。なぜなら、そういうことを考えている暇がなかったからだ。 Aジェンダー・マニフェスト(2020)|夜のそら:Aセク情報室|note 私の家庭…

一年のカウントダウン

クリスマスに正月と、世の中は家族行事に染まってゆく。当然ながら、身近な人たちも帰省の予定をたてている。その間はよりいっそう寂しくなるな、と心の防御層を分厚くしているまっただなかだ。私に家族はいない。新車を買うから内密で金をよこせと、稼いだ…

主治医が喜んでくれた話

今日もまたずいぶん長い診察時間だった。へとへとだ。25分も診察椅子に座って緊張していた。主治医は黙々と日記を読んでいた。 読む、というより熟読とか精査している雰囲気がした。どこか塾の先生に似ている。 約28日分。私の怨みや怒りや辛さを書きつづっ…

なんだか前にもあった人間関係

主に私の境界線を越えてくる人間に対し、疲労感を覚えながらもダラダラやりとりをつづけてしまい、私が限界以上に頑張ってしまって破綻する人間関係。自分の領域を他者にまで広げる傾向の人とは、どんなに頑張っても合わないのだ。毎回思う。頼むから私の領…

苦情や相談は支援センターを通さないでください

そういう電話がきた。こちらにどんな事情があろうと、苦情も相談も介護事業所の管理者である男性と会話するように、と。私は我慢しなければならないのだろうか。ヘルパーは無資格で、支援センターの担当もただの事務員で、私の事情をまったく知らない人ばか…

今後の苦情は管理者(男性)へ

支援センターの担当からそう締めくくられた。先日、ヘルパーの対応に苦情を言った件だった。口ぶりから察するに、支援センターの担当者が間に入るとタイムラグが生じるからなんだと思う。だから直接、介護事業所の管理者に言ってくれ、と。ちょうどその電話…

オンライン当事者会

率直に書くと自分には早すぎた。zoomに映り込む人の顔に恐怖を覚え、突然出てくるショッキングな単語に過去の体験への刺激を受け、一時間も経たないうちに恐怖心でいっぱいだった。それでも居続けたのは、周囲の顔色を伺う性質が抜けきれていなかったからだ…

ヘルパーにドアを開けられそうになった

ありえない。ありえない。ありえない。何度もそう呟いた。ほんの少しこちらがドアの鍵を開けるのが遅れただけで、ヘルパーにドアノブを下げられた。ガチャ、と鈍い音がしたとたん、動悸がして汗が噴きだした。ありえない。けれど目の前でおこった。ここは私…

他人に合わせたくない。けど、相手には合わせてほしい。

そんな人と二時間ばかり話をしていた。ADHDとASD、両方の症状が強いのか、話題が常にあちこちへ飛んでいた。会話というより、多数の情報を一気に送り込んでくる。相手のひとりしゃべりを延々と聞いている感覚だった。話をしていて、ワーキングメモリが低いん…

比較 2

身の上を少し話すとだいたい比較される。勝手に優劣を作られる。環境を話すとこちらが下になり、精神的な満足度になると必ずこちらが上になる。 慣れてきたとはいえ、比較されると罪悪感を抱く。元々自分は、両親と死んでいれば良かったと思いこんでいる人間…

比較

私には家族がいない。 DV等支援措置の加害者欄には、家族全員の名前を書いている。 家族も金も大切な物も愛着のある街も、ほとんどなくしても人は生きていける。家族に問題があれば、ひとまず己の命だけ持って逃げられる制度がある。 持っていけるのは命だ…