2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

セルフケア

ずっと誰かの世話をしてきた。ずっと誰かの役に立とうとしてきた。ずっと誰かから感謝されるのが私の喜びだった。けれどそれは一時的なもので、『誰か』はわたしを顧みることはなかった。私がケアする必要はなかった。『誰か』が欲するケアは、常に私ではな…

行方不明

ストレスが何度も訪れ、疲労がとれず、今ではすっかり自分がわからなくなっている。人にダメ出しするようになってしまった。人の粗探しをするようになった。人が持っているものを羨んでしまう。そんな自分を恥じて、自分の悪い部分ばかり探してしまう。自分…

己の価値を見出せない苦しみ

今日、訪看さんが訊ねた。「自分を認められそうですか?」自分を認める。私に存在しない概念だ。そもそも自分自身に価値を見出していないので、認めるとは何か?から始まる。自分自身に価値を見出せるときは、自分のなかにある条件をクリアできたときだ。つ…

映画の楽しみ方

登場人物への感情移入だけが映画の楽しみ方ではないよね、というお話。たとえば去年から流行りに流行った『ジョーカー』。私にとって、あの映画の面白さは色彩の良さだ。しょうじきなところ、あまりアーサーに感情移入せずに見ていた。ひときわ美しいシーン…

クィア・アイを五話くらい見た感想

五人のクィアな男性が、少しだけ人生を素敵に生きられる手助けをするリアリティーショー。五話くらい見た。泣ける・感動するという謳い文句のとおり、たしかに良いなと思う。五人それぞれ普遍的なことを言っている。ごくごく当たり前のこと。自分を幸せにす…

自分の体が嫌い

自分の女性としての役割は、複雑な家庭環境で生成されたものなので、男とは?女とは?と考えることがなかった。己の性別に対する嫌な感情は、主にメンタルヘルスに近いものだと考えている。醜形恐怖、拒食、過食、このあたりに当てはまるのだろう。『女性は…

嫌われたくない

抑うつ状態がひどくて感情の受信がうまくいかず、本日も感度不良だ。多少は幸せになることもある。ものを食べて「おいしいなぁ」と感じるのだが、あと片付けをするころには虚無になっている。心電図みたいに波形解析ができない。私の感情、心電図モニターみ…

ひとり

ひとりひとり、良いところも悪いところもあり、人間ってそんなものだよなと受け入れられる人だった。両親も。きょうだいも。良いところも悪いところもある人間だった。それでも無理だった。ダメになってしまった。彼らは変わらない。外からみても中からみて…

平和な世界にいる苦痛

かれこれ十年はTwitterをつかっているにもかかわらず、ふうせんが飛ぶ仕様になってから、私は一度も誕生日を登録したことがなかった。誕生日が苦手だからだ。祝われるのが苦手なのだ。人を祝うのは好きだが、自分は逆の立場に立ちたくない。己の命に価値を見…

生まれてきてご愁傷様

生まれた日を寿ぐ気持ちが薄い。そもそも不出来な自分が生まれてきたせいで、両親はとても損をした。生まれた瞬間は喜んだだろうが、成長するにつれ、両親にとって大事な子供は兄と弟になった。しょせん私は三番目だった。それでも家族は世間の体裁を気にか…

生きている苦痛

訪看さんがくるのはわかっていたのに寝過ごした。インターホンの音で目覚め、慌てて身支度して鍵を開けた。昨日のうちに座布団と薬と日記を置いていたので、たぶん起きられないことも想定していたのだろう。うまくしゃべれないだろうと思い、日記を書いてい…

自分を助ける力

何もなくても気分は上がったり下がったりする。幸せだと思うときもある。生きている価値がないと思うときもある。両極端な思考で苦しんでいるならまだマシだ。今の苦痛は、この半年あまりの努力を無に帰そうとする行動を、どうにか制御しなければならないこ…

衝動

親に電話をかけたい衝動で泣きそうになる。電話をかけてどうする。居場所がバレたら人生が終わる。正規雇用くらいの家族が望む仕事についてないと連れ戻される。考えなくてもわかるだろう。正規雇用は無理だ。家族が望む仕事をするんじゃない。今は、私が何…

死なないための理由探し

今は閉じているブログを読み返していたら、去年の私の誕生日はさんざんだったようだ。入院していた母が一時的に家に戻り、そのとき祖母を殴った日だった。あの日の私は、妄想にとりつかれた母親に殺されることを願っていた。去年の私は、母親の病気の介護、…

自分を壊さないように。自分を壊すために。

私はたぶん、自分を律する力が強いのだと思う。ここ数年、逸脱行為は減っている。リストカットをしない。薬物の過剰摂取をしない。昼夜逆転生活をしない。ストレスはありあまるほどあったが、とにかく毎月、毎年、仕事に必ず締め日が存在していたので、その…

ロールモデルのない人生

両親がいるか。それとも片親か。親が再婚したか。連れ子がいるステップファミリーか。さまざまな家族モデルがある。施設にいたとき、ステップファミリーが抱える悩みを聞いたが、聞いただけでもゾッとするようなきょうだい間の差別がみてとれた。私にとって…

不調

自分の心の裡が書けない。文章にできなくなってきた。メモ帳に散らばる文章のハギレが、そっくりそのまま私のこころのようだ。悩みはある。昔の友人関係のこと。ギルドバトルゲームの人間関係のこと。家族がいないこと。就労支援が受けられないこと。ヘルパ…

誰かにとっての唯一無二でありたい

この感情を持ち続けているのは、私は両親からあまり愛されずに生きてきたからに他ならない。勉学では兄が優秀、運動では弟が優秀だったため、自然と両親は勉強とスポーツに秀でている兄と弟を優遇した。まだまだあるが、アルコホリックの両親だったため、最…

母の日

私にはもう母親がいない。今年から、私の年間行事に『母の日』『父の日』はなくなった。両親がいないことはやはり悲しく、無性に寂しいと感じる私が存在する。母の重過ぎる愛情を疎ましく思っていた。酒に溺れながら、私がいないと生きていけないと、あの人…

何も知らずに生きてきた人生

私は周囲に何ひとつ変化を促してこなかった。他人の顔色を伺い、嫌なことをされてもヘラヘラ笑い、そのくせ傷ついた己を恥ずかしいとさえ思ってきた。人にかまけて生きていたから、何ひとつ知らずに生きてきた。宗教とは何か。より良い生き方とは。幸せとは…

Aceのラベル

私の生育環境は複雑だ。両親ともにアルコール依存症で、祖父母は信仰宗教の過激派団体に属していた。私が物心つくまえから暴力は日常茶飯事だった。そんな私だが、恋人の存在に救いを求めることもなく、人を好きになったことがない。恋愛的にも。性愛的にも…

なくしたもの。えたもの。

仕事をなくした。家族をなくした。集めた物品をなくした。今は貯金を食いつぶして生きている。コロナがあるので、仕事をするための福祉施設も開いていない。通うどころか、まだ見学にすらいけない。会って話せる友人はいない。知り合いもいない。見知らぬ土…