カウンセリング二回目

前回、目標をみつけましょう、心理検査をしましょうといわれて終わった。


最初は雑談というか近況報告からはじまった。

訪問看護師とのこと、彼女とのデートなど。特に訪問看護師とのやりとりは深めに聞かれた。


昨日、訪問看護師と買い物へ行ったのだ。

初めてスーパーに行けて、目当てのものが買えたのは嬉しかったが、全体的に物が高かったのが難点だった。だがなにより、誰かがいる状況で気楽に買い物ができなかった。緊張したし、何を買えばいいかメモをしたのに買えなかった。


そのことを話すと、「訪問看護師のかたに、どう伝えますか?」といったふうなカウンセラーから尋ねられたので、私は「全体的に物が高かったので、次回からは一人で行きます」といった感じのことを答えた。

カウンセラーは、自分の気持ちを伝えることが大事なことを話した。とどのつまり、私は本音ではなく建前を話そうとしたのだ。看護師がいる状況は緊張する、という本音を話すつもりがなかったわけだ。



その後、TEG3という、私にとってはいつもの心理検査をうけた。

結果はNPとACがダントツに高く、ついでA、FC、CPの順で高くなるN型。

自己犠牲的で優しく、尽くし型。嫌と言えない性格。自分を犠牲にすることを良しとしていて、人生を楽しむことが苦手。だそうだ。


私は、たいていの人から『優しすぎる』という評価を得る。

幼少期、それが生きるために必要だったスキルなのだと教わった。それでうまく家庭がまわっていた。けれど、今はその生き方では適応できない。


だからFC、自由な子供の心を育てましょう、と。

昔、DVシェルターでもいわれたことだった。

言いたいことをその場で言う練習をしましょうといわれた。そんなの無理だ。今だって我慢している。ずっとずっと我慢している。けれど我慢しないと人間関係が円滑にいかない。我慢してしまう。言いたいことを言ったら人間関係が破綻してしまう。

こわい。すごくこわい。人が離れていくくらいなら我慢する。どんな理不尽な目にあっても我慢してしまう。




ああ。もう生きているのが嫌になってきた。

カウンセリングのあとは、決まって生きていることが嫌になる。今日も体調が悪い。

ご褒美にケーキを買ってきて食べたけど何の味もしない。おいしいとも感じない。まずいとも感じない。


生きているのが苦痛だ。

しんどい。